第5回京都アニメーション大賞受賞作品発表

第5回京都アニメーション大賞受賞作品
総評

このたびは第5回京都アニメーション大賞にたくさんの作品をご応募頂き、誠にありがとうございます。

ご応募頂いた作品はどれもクオリティやテーマ性が高く、審査員一同、「作品の面白さとは何か?」ということに真摯に向き合いながら、皆さまの作品の審査をさせて頂きました。

結果、第5回を迎え、初めて小説部門にて「大賞」が選出されることとなりました。大賞作品は審査員の心を揺さぶり、「この作品を世に出したい」「この作品を沢山の人に読んでもらいたい」と思わせるエネルギーを感じさせるものでした。また、奨励賞の2作品はこれまでの概念を覆す可能性のある作品として選出させて頂きました。

流行にとらわれずオリジナリティを保つことや、エンターテインメントとして「面白いもの」を生み出すことは苦難の連続だと思います。ですが、それを乗り越えた情熱ある作品こそが、多くの人の心を掴み、素晴らしいコンテンツへと導いてくれると信じています。

今後も京都アニメーション大賞を通じ、皆さまの熱い思いを受けながら、最高のエンターテインメントをお届けできるよう日々精進して参ります。

これからも京都アニメーション大賞をよろしくお願いいたします。

京都アニメーション大賞審査員一同

●小説部門

大賞

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
暁 佳奈

寸評

初の大賞にふさわしく、著者の伝えたいメッセージが、キャラクターの心情や情景を明確かつ容易に想像させる文章によって、強く訴えかけられる作品でした。
その魅力に、一気に読み終えるほど引き込まれ、多くの審査員がこの作品に強い感動を覚えたことが受賞へとつながりました。

奨励賞

「サンタクロースの友達」
門倉みさき

寸評

“ロボットと人間の恋”という王道のテーマでありながら、アクションシーンのスピード感と、それぞれの日常を描くテンポの緩急が 物語にうまく起伏を付けていました。 独自の細かい設定も活かされており、その設定にキャラクターがきちんと動かされていましたが、もう一捻り作品を印象づけるものが欲しかったため奨励賞とさせていただきました。
「昨日の恋は今日の夢」
栗木 寧

寸評

作者ならではの言い回しや、フォントの選び方など、『文章』というものへの強いこだわりに、心を掴まれました。その表現手法とマッチした独特な世界観も大きな魅力で、最後まで同じテンションで描ききった作者の力量に感服いたしました。が、若干、伝わりづらいところもあり、奨励賞とさせていただきました。

●シナリオ部門

大賞

該当作品無し

奨励賞

該当作品無し

●漫画部門

大賞

該当作品無し

奨励賞

該当作品無し

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