きっかけは偶然だった。
人間と妖夢の間に生まれた少年――神原秋人はある日、学校の屋上で今にも飛び降りそうな少女――栗山未来と出会う。
異界士の中でも特異な“血”の能力を持った少女は、孤独の中、戦い続けていた。
「私は――普通の人間に見えますか？」
その少女と自分を重ねてしまった少年は、彼女を助けることを決意する。 だが、そんな中、少年たちの周りで不穏な事態が起こり始める…。
- 2013/09/20
- 『境界の彼方』文庫本第3巻発売決定!
- 2013/04/03
- 『境界の彼方』文庫本第2巻発売決定!
高校2年生。妖夢と人間の間に生まれたため、不死身(死なないというわけではなく、傷の治りが早い)という特性を持っている。
学校では文芸部に所属。面倒見がよく、主にツッコミとしてみんなに重宝されている。
だが、ハーフゆえに妖夢にも人間にも認められないため、孤独を感じているという一面も。
大のメガネッ娘フェチ。
高校1年生。血を操る系譜の異界士。
だがその能力は異界士の中でも特殊とされ、敬遠されている存在。普通の女の子に憧れている。
戦闘になると、優良な異界士としてのスキルを発揮するが、普段の生活はドジることもしばしば。
園芸が趣味。
高校2年生。異界士として名を馳せる名瀬家の次女として、秋人を監視しているが、実際は秋人のことをすごく心配している。
秋人とは腹を割って話ができる仲。
普段はドSな言動しかしないが、みんなを心配したり、女の子らしい一面も持っている。
文芸部部長。
高校3年生。異界士として名を馳せる名瀬家の長男。檻の能力を使う異界士。
美月と同じく秋人を監視しているが、秋人とは冗談を言い合える間柄。
極度のシスコンで美月を大変かわいがっている。ふざけているように見えるが、やる時はきっちりやるしっかりもの。実は面倒見もいい。
文芸部の幽霊部員。
